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    蔵 

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    未敎理の状態ですが

     

    このペヌゞには

     

    恒志䌚䌚報や関連する諞団䜓の蚘事などを掲茉しおいたす

     

    Medium には、より倚く掲茉しおいたすので、そちらもご芧ください

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    蔵 (匐 )  蔵参)

  • 長谷川 朔の銅版画

    「ゞロスコヌプのある静物画」

     

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    毎日眺めおいたす。

    空䞭に匵られた1本の现い糞の䞊に独楜が回っおいる絵です。

    心棒に曲がりがあれば独楜は回りたせん。

    ちょっずでも緊匵を緩めるずバランスを倱っおしたいたす。

    怠けたらあかん、ず毎日自分に蚀い聞かせお眺めおいるわけですわ。

     

    Tsuneo Katayama

  • 遠藀呚䜜、30幎前の提蚀から 「心あたたかな医療」運動のこず

    2012 恒志䌚䌚報 Vol.7 より

    加藀宗哉 Muneya Kato䜜家 「䞉田文孊」線集長

     

     

    䜜家・遠藀呚䜜が晩幎に行なったキャンペヌン「心あたたかな医療を考える」は、遠藀家で家事を手䌝う女性の、突然ずも蚀える死がきっかけずなっおはじたった。

     

    圌女は25歳ずいう若さで骚髄癌に冒され、䜙呜䞀ヶ月を宣告されおいた。

    それでもなお皮々の怜査が繰り返されるずいう状況を芋かねた遠藀は、病院に察しお怜査回数の枛少を申し入れた。

     

    同時に、遠藀は人気䜜家になっお以来初めお、自分から原皿を新聞瀟に持ち蟌んだ。

    その゚ッセむ「患者からのささやかな願い」は 1982(昭和57)幎の4月4日から9日たで「読売 新聞」倕刊に掲茉され、それに共感した読者からの投曞は300通を超えたず報告されおいる。

     

    こうしお、「心あたたかな医療を考える」運動は開始された。

    遠藀は新聞・雑誌で粟力的に医療 関係者たちず察談をした。

    あるいは病院や倧孊で 講挔を行ない、医療奉仕のボランティア・グルヌプも組織した。

     

    しかしそのような提蚀や行動が、䞀郚の医垫や看護垫からの反発を招いたのも事実だった。

    圌等の倚くは蚀った。 ―医療には、小説家のような「医療の玠人」にはわからぬ問題が数倚くあるのだ。

    これに察しお遠藀はこう反論した。 ―医垫が病気の玄人だず蚀うのなら、私は患者の玄人です。

     

     

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    加藀 宗哉 ❖ かずう むねや

    1945幎 東京生たれ。

    慶應矩塟倧孊経枈孊郚卒。

    孊生時代に遠藀呚䜜線集の「䞉田文孊」に参加、同誌に発衚した小説が文芞誌に転茉され、䜜家 掻動に入る。

    著曞に『モヌツァルトの劻』(PHP文庫)、『遠藀呚䜜 おどけず哀しみ――わが垫ずの䞉十幎』(文 藝春秋)『愛の錯芚 恋の誀り――ラ・ロシュフコオ『箎蚀』からの87章』(グラフ瀟)、『遠藀呚䜜』 (慶應矩塟倧孊出版䌚)など。

    珟、慶應矩塟倧孊文孊郚非垞勀講垫、東京工芞倧孊芞塟孊郚非垞勀講垫。

    1997幎より 「䞉田文孊」線集長。

  • ゞョヌゞマむニヌ博士(歯科医垫)ぞのむンタビュヌ

    PPNF財団機関玙「HEALTH & HEALING WISDOM」2007幎 春号 vol.31 N0.1 より転茉

    線集郚泚このむンタビュヌ蚘事は、䌚報《Mastering Food Allergies》 (食物アレルギヌの克服) 1994幎1・2月号第77巻に初めお掲茉されたもの。マむニヌ博士はすでに珟圹を退き、珟圚は執筆掻動を続けおいるが、PPNFの創立理事䌚メンバヌの䞀人である。博士の蚱可を埗おここに転茉。

    聞き手マヌゞョリヌ・ハヌト・ゞョヌンズ登録看護垫

     

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    マむニヌ博士は歯の根管治療に朜む危険性を公にするにあたっお、きわめお埮劙な立堎に立っおいる。50幎前には、米囜歯内療法協䌚根管治療の専門家たちの創立メンバヌの䞀人だったのだから ぀たり、膚倧な数の根管治療を手がけおきた。そしお、根管の充填をしおいない時は、週末のセミナヌや臚床講矩の堎で党米の歯科医の 技術指導に圓たっおきた。

     

    玄幎前、匕退したばかりの博士は、りェスト ン・A・プラむス博士歯科医垫の研究を詳现に述べた1174ペヌゞの本を読砎しようず決心した。 驚愕ず衝撃に襲われた。そこに収められおいたのは、充填が斜された根管に朜む朜圚的感染から生じる党身性疟患に぀いおの、信頌に足る蚘録であった。博士はその埌、「Root Canal Cover-Up,」を 執筆し、珟圚は、䞀般の人々に譊鐘を鳎らすために、ラゞオやテレビに出挔したり、さたざたな集たりに顔を出したりしおいる。

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    根管治療にはどんな問題点があるのか説明しおください。

    最初にお断わりしおおきたすが、わたしの本は、りェストン・プラむス博士の25幎にわたる綿密で非の打ちどころのない研究を土台にしたものです。博士は60名のチヌムを率いお研究を進め、 その研究結果は − これたで公衚を犁じられおきたしたが − 史䞊最高の医孊的発芋ずしおランクされるべきものずなりたした。重い病気を匕き起こす発芋困難な病原䜓を長期間にわたっお探し求めるずいうような、よくある医孊研究の話ではありたせん。䜕癟䞇もの现菌がいかにしお歯の構造内郚に朜入し、単独の病原䜓に起因するものずし おは最倧数の病気をもたらす結果ずなるかに぀いお、述べたものなのです。

     

    どのような病気でしょう。いく぀か䟋を挙げおいただけたすか。

    はい、慢性退行性疟患のうち、かなりの割合が、根管充填の斜された歯から生じおいるずいえたしょう。

     

    もっずも倚いのが心臓・埪環噚系の病気で、プラむス博士はそれらを匕き起こす病原䜓を16皮類も発芋したした。次によく芋 受けられるのが、関節炎やリュヌマチずいった関節の病気です。番目は − ず いっおも、番目ずほが同数ですが − 脳ず神経系の病気です。番目以䞋も同じで、名前を挙げるこずのできるどのような病気も、根管充填の斜された歯から生じる可胜性がありたすそしお、䞀郚の症䟋では、珟実にそうなっおいたす。

     

    研究そのものに぀いおお話ししおおきたしょう。 プラむス博士は1900幎に研究に着手したした。 研究は1925幎たで続けられ、1923幎にはその成果を巻本にしお出版したした。1915幎、党囜歯科医垫䌚数幎埌に米囜歯科医垫䌚に改称が博士の業瞟に倧きな感銘を受け、プラむス博士を初代リサヌチ・ディレクタヌに任呜したした。博士の諮問委員䌚はたるで圓時の医孊䌚ず歯科孊䌚 の玳士録のようです。现菌孊、病理孊、リュヌマ チ病孊、倖科、化孊、心臓病孊の分野を代衚する錚々たる人材がそろっおいたのです。

     

    著曞のなかで、プラむス博士はこう述べおいた す。「連鎖球菌による病巣感染が党身に及がす圱響の深刻さにいち早く気づいおいた点で、おそら く、フランク・ビリングズ医孊博士がアメリカの他のいかなる内科医よりも倧きな賞賛を受けるべきでしょう」

     

    ここでじ぀に䞍幞なのは、病巣感染孊説を信じない、もしくは、理解しきれない少数の独裁的な医垫グルヌプによっお、玄70幎前にきわめお貎重な情報のもみ消しが図られ、完党に隠蔜されおしたったずいうこずです。

     

    “病巣感染”孊説ずはどのようなものですか。

    原感染病巣 − 歯、歯根、炎症を起こした歯呚組織、扁桃など − に朜む现菌が、心臓、県球、肺、腎臓、その他の臓噚、腺、組織ぞ移動しお、同じ感染を䌎う新たな二次疟患を䜜りだすずいう説です。単なる孊説ではなくなり、䜕床も立蚌され、論蚌されおきたした。珟圚では、100パヌ セント受け入れられおいたす。

    しかし、第䞀次倧戊䞭ず1920幎代の初めのころは、革呜的な考え方だったのです

     

    今日、患者も医垫も“掗脳”されお、今の䞖の䞭には抗生物質があるから感染症は昔ほど深刻な問題ではなくなった、ず考えるようになっおいたす。たあ、む゚スずもいえるし、ノヌずもいえるでしょう。根管充填が斜された歯は、もはや生きおいる歯ではないため、内郚ぞの血液の䟛絊が断たれおいたす。埓っお、抗生物質が血液内を埪環しおも、歯の内郚にたでは到達しえないため、そこに生息する现菌を死滅させるこずができないのです。

     

     

  • 䜐䌯さんずの出䌚い

    䞀治療を担圓させおいただいおヌ

    沖 淳垞務理事・歯科医垫

     

    人生のさたざたな局面で偶然の出䌚いが重芁な圹割を果たす結果になるこずがありたす。

    その出䌚いを偶然ず考えるか、それずも必然ず考えるかで自分自身の気持ち、行動に倧きな圱響を䞎えるはずです。本圓を蚀えば、人生は党くの偶然でもなく、党くの必然でもない、偶有性の範囲で日々生掻しおいるのが正解かもしれたせん。

     

    しかしながら、人ずの出䌚い、患者さんずの出䌚いの䞭で、必然ではないかず匷く感じる出䌚いが、ずきどきありたす。

    䜐䌯仮名さんずの出䌚いも䜕かそのような気がしたす。

     

    この䞀幎、片山恒倫先生の遺皿ずなったマむニヌ博士著『Root Canal Cover-Up』の日本語版『虫歯から始たる党身の病気 䞀隠されおきた歯原病の実態ヌ 』を発刊するため線集に関わり、䞻題である「病巣感染」に぀いお倚くの本を読む機䌚を埗たした。

     

    その䞭の䞀冊が堀田修先生の『慢性免疫病の根本治療に桃む』でした。

    堀田先生は原因䞍明ずされおいるIgA腎症の原因が扁桃や歯からの病巣感染にあるずの考えで、独自の治療法を生み出された腎臓内科の専門医です。1000症䟋以䞊の治療を手がけられ、倚くの患者さんを寛解・治癒に導かれた実瞟をお持ちです。

     

    圓初、囜内ではその考えは認められず、よくある話ですがアメリカで論文を発衚された埌、䞖界でも同じような論文が発衚されるようになった今、囜内でもやっず䞀般的な治療法ずしお認められるようになっおきおいるようです。

     

    その著曞の䞭に匷く衝撃を芚えた䞀行がありたした。病巣感染の原病巣を初期段階で芋぀け治療しおいけばIgA腎症が透析にたで行かなくお枈み、倚くは根治・寛解が期埅できるずいう蚘述でした。

     

    IgA腎症を早く発芋、治療するこずにより透析を避けられる人が出おくる可胜性があるずいうこずの事実を倚くの方に知っおいただくこずはずおも重芁なこずず考えおいた矢先、透析されおいる患者さんからのご玹介で出䌚ったのが䜐䌯さんでした。

     

    おロを拝芋しお、小さいころから歯で苊劎されおいたこずが読み取れたした。口腔内の状況、レントゲン蚺査、扁桃でも苊劎されおいたずいうこずなど総合的に刀断しお扁桃、歯が関係した病巣感染の可胜性を盎感したした。

     

    䜐䌯さんには病巣感染ずは䜕かに぀いおお話し、堀田先生の著曞も読んでいただきたした。

     

    過酷ずも思える珟圚の口腔内の状態を長幎耐えおこられたずいうこずは本質的には匷靭な匷さを持たれおいるはず。

    たた䞀方で驚くべき前向きな生き方。

    これらのこずからきっず悪条件を取り陀くこずで、もっず良くなっおいただけるず確信したした。

     

    䜓隓者である䜐䌯さんから生の声は䜕よりも貎重で圱響も倧きいものになるはずです。

    そんな思いから原皿䟝頌を申し出たずころ、「私でお圹に立おれば」ず、告癜しにくい原皿を快く匕き受けおくださいたした。

     

     

  • プラむス著『食生掻ず身䜓の退化』の翻蚳をめぐっお

    2009 恒志䌚䌚報 Vol.4 より

    呉 宏明恒志䌚副理事長・倧孊教授

     

    この翻蚳に関わった䞀人ずしお、私の思いを述べたい。

     

    京郜倧孊教育孊郚の倧孊院日本教育史専攻に圚籍しおいた頃に、鈎朚博信氏を通じお『食生掻ず身䜓の退化』を翻蚳しおくれる人を探すこずを䟝頌された。

     

    䞀人で蚳すにはずおも膚倧な量であったので、同じ倧孊院の教育瀟䌚孊専攻の岩芋和圊氏珟圚関西倧孊教授に盞談したずころ、同じ専攻の荒朚功氏元仏教倧孊教授、故人ず3人で蚳すこずになった。

    3人にずっお歯科関係の本を翻蚳するのは予想倖であったが、プラむス博士倫劻が䞖界の未開の郚族を蚪ねお歯ず食生掻の関係を調査するずいう文化人類孊的な芁玠もあり、䜕ずかなるのではないかず考え、翻蚳䜜業に螏み切った。

     

    最初は荒朚氏の自宅で、そしお色々な䌚議宀を転々ずし、たた最埌の方では、京郜山科のホテルで猶詰状態になったこずもあった。

     

    最初は1日で原文の1頁から2頁を蚳すのがせいぜいであったが、埐々にペヌスがあがり、章の分担を決め、倧䜓の蚳が出来䞊がった。

     

    そこからがたた倧倉で、蚳語の統䞀や、適切な専門甚語の䜿甚や、わかりやすくたた滑らかな文章にする工倫など、片山先生を始め歯科医の方々の手を借りるこずになった。

     

    私の蚘憶では、翻蚳を始めおから玄10幎経っお出版が完成したず芚えおいる。

     

    翻蚳に圓たっおは、私より他の2人の存圚が倧きいず思うし、岩芋氏を通じお、本の垯に圓時の囜立民族博物通長の梅棹忠倫氏が掚薊の蚀葉を曞いおくれたこずをずおも嬉しく思った。

     

    たた、鈎朚博信氏は翻蚳暩を始め党䜓の折衝をしおいただき、鈎朚氏の存圚は蚈り知れない。

     

    片山先生がおっしゃっおいたこずを思い出すず、医孊の専門家だけが読むのではなく、䞀般の人が読んでも楜しめる蚳曞にしたいずいう匷い垌望があった。

    たた、片山先生からは、翻蚳を始めるにあたっお、たた完成するたでの過皋を通じお、歯科や医療の知識、食生掻の倧事さ、医療の底にある深い哲孊・宗教的意味、教育や瀟䌚の問題、それから矎術や骚董品のこずなどを䜕回も長時間にわたっおお話をしおいただいた。

     

    このこずは私にずっお倧きな刺激になり、ずおも貎重な孊習をさせおいただいた。

     

    たた、この本の翻蚳がきっかけになり、歯科関係の曞物や論文の翻蚳を頌たれたり、プラむス・ポッテンゞャヌ財団やマむニヌ博士芪子ずの手玙のやりずりをするこずになった。

     

    そしお、この䞀連の頌たれごずが、恒志䌚翻蚳のゞョヌゞE・マむニヌ著『虫歯から始たる党身の病気』の出版に繋がっおいったこずはずおも嬉しいこずである。

     

    私は『食生掻ず身䜓の退化』を翻蚳するこずによっお、片山先生ず出䌚い、たた恒志䌚の副理事にならせおいただき、土居先生や理事の先生方ず知り合うこずができお本圓に嬉しく思っおいる。

     

     

  • 病巣感染ず慢性免疫病 ヌ朚を芋お森も芋る医療の実践ヌ

    2006 恒志䌚䌚報 Vol.3 より

    堀田 修腎臓内科孊・医孊博士・日本腎臓孊䌚評議員

     

    腎臓病、膠原病、関節炎などの慢性免疫病に察する治療の倧半は「朚を芋お森を芋ず」ずしばしば邊楡されるように、察症療法に終始しおいる。

    これでは症状の緩和は埗られおも、患者を疟患から解攟するような根本治療には぀ながらない。

     

    慢性免疫病の根本治療に぀ながる抂念の䞀぀が病巣感染症である。

    病巣感染ずはからだのどこかに限局した慢性感染があっお、それ自䜓は無症状かわずかな症状しか出さなくずも、遠隔の臓噚に反応性の噚質的な病倉や機胜的な異垞を生じる病態である。

     

    倚くの慢性疟患の根底に扁桃炎、露歯むし歯などの病巣感染focal infectionが関係しおいるこずが20䞖玀初頭に提唱され、䞀時期、欧米では倧きな泚目を集め、掻発な議論が亀わされた。

    心疟患、腎疟患、胆のう炎、消化性朰瘍などの内臓疟患から関節炎、皮膚炎、神経疟患に至る広範な疟患に病巣感染症の抂念があおはたるず考えられおいた。

     

    実際、圓時の蚘録によれば1920幎〜1930幎にボストンの倧きな、ある教育病院に入院した患者の半数は病巣感染治療の結果、無歯の状態であったず蚘茉されおいる。

     

    しかし、免疫孊が未熟であっ た圓時は抗原に感䜜されたリンパ球が遠隔臓噚で现胞障害を惹起するずいう抂念はなく、病巣感染の原因ずなった现菌あるいは现菌の毒玠が遠隔臓噚で盎接病原性を発揮するず考えられおいた。

    しかし、病巣感染症はあたりに壮倧な抂念であり、この仮説を蚌明する目的で膚倧な実隓が行われたが、残念ながら䞇人が玍埗する域には達しなかった。

     

    たた、この抂念に異を唱える研究者も倚く、結局は1940幎代の抗生剀治療の普及ずずもに医孊の衚舞台から姿を消し、欧米においおは病巣感染症ずいう抂念は医孊教育の珟堎からも半䞖玀䜙にわたり忘れ去られ今日に至っおいる。

    䞀方、日本では扁桃に関心を持぀耳錻科医を䞭心に、欧米では病巣感染の抂念がすたれた20䞖玀埌半以降も地道な研究が続けられ、掌蹠膿疱症などを扁桃病巣疟患ずずらえ扁桃摘出術扁摘が行われおきた。

    この背景には物事をより分析的な芖点で芋るこずを埗意ずする欧米人ず、どちらかずいうず䌝統的に包括的な芖点で物事を芋る日本人ずの民族的な特性の違いも関䞎しおいるのだろう。

     

    IgA腎症は慢性腎臓病を代衚する、透析導入の原因ずしおは番目に倚い疟患である。

    最近たでIgA腎疟は生涯治るこずのない䞍治の腎臓病ず考えられおきた。同疟患の臚床的特城は咜頭炎を機に血尿が悪化するこずである。

     

    たた、末期腎䞍党に陥っお腎移怍した堎合は玄半数が再発し、その䞀方でIgA腎疟の腎臓をほかの原因で腎䞍党になった患者に移怍するずIgA腎疟が治っおしたうこずが知られおいる。

    すなわちIgA腎疟の根本的な原因は腎臓そのものではなく腎臓倖にあるこずが瀺唆され、咜頭にその根本原因が朜むこずは容易に想定される。

     

    私の勀務する仙台瀟䌚保険病院腎臓疟患臚床研究センタヌは腎疟患患者を蚺る斜蚭ずしおは囜内最倧芏暡で、腎生怜数は幎間400䟋䜙である。

    このうちの玄割がIgA腎疟である。

     

    日々の蚺療を通じお、倚くのIgA腎疟患者の扁桃に小さな膿点があるこずに気づいた私は1988幎にIgA腎症に察し扁摘・ステロむドパルス䜵甚療法を考案し、開始した。

    IgA腎疟の抗原刺激の根源である感染病巣ずなっおいる扁桃を取り陀き、ステロむドパルスによりメモリヌリンパ球をアポトヌシスさせ免疫系をリセットする治療である。

     

    これたでに玄1500䟋のIgA腎疟患者に同治療を行い、腎疟の初期の段階に治療介入を行えば高率に寛解・治癒が埗られるこずが今では明らかになっおいる。

     

    公衚されおしばらくの間、同治療は孊䌚から批刀的な扱いを受け続けたが、時がた぀に぀れおその劇的な効果を倚くの臚床医が実感する機䌚が増え、たた寛解・治癒を望む患者さん達の厚い支持を受け、今日、扁摘・ステロむドパルス䜵甚療法は党囜に普及し、わが囜においおIgA腎症の暙準的な治療の䞀翌を担っおいる。

     

    扁摘・ステロむドパルス䜵甚療法により早期の段階であれば80以䞊で寛解が埗られるが血尿の残存䟋、再発䟋を䞀郚に認める。

     

    このような症䟋は扁桃以倖にも病巣感染が存圚するこずが倚く、䞭でも重芁なものは錻咜腔炎ず歯科領域の慢性炎症である。

    実際、根尖性歯呚炎を治療しお再床寛解がえられたIgA腎症の症䟋をこれたでに経隓しおいる。

     

    IgA腎症などの病巣感染に䌎う慢性免疫病の治療介入の芖点で俯瞰するず、医科ず歯科に分断された珟圚の医療䜓制の限界を感じずにはいられない。

    慢性免疫病の病態を評䟡するうえでは医垫の芖点が必芁であるが、病巣感染の治療の実際には歯科医の関䞎がしばしば䞍可欠である。

     

    すなわち、医科ず歯科の共同䜜業のうえに慢性免疫病に察する有効な治療介入は生たれる。

     

    しかしながら医科ず歯科の間に暪たわる高い壁は病巣感染症の有効治療はおろか、医垫あるいは歯科医が病巣感染ずいう抂念そのものを孊習する機䌚の劚げになっおいる。

     

    このような珟状においお、この床、歯科領域の病巣感染症孊の祖ずいうべきプラむス博士の業瞟をたずめたマむニヌ博士の『虫歯から始たる党身の病気䞀隠されおきた歯原病の実態ヌ』がNPO法人恒志䌚の皆さんのご尜力により出版に至ったこずは犬倉に意矩深い。

     

    この本に蚘茉されおいる実隓から埗られた知芋の数々は䞀䞖玀近い幎月を経た今日でも未だ色耪せるこずなく、新鮮な瀺唆を読者に䞎えおくれる。

     

    同曞が慢性免疫病治療における医科ず歯科の架け橋になるこずを期埅しおいる。

  • 歯呚病でなぜ歯槜骚は溶けるのか

    ヌ最新科孊での発芋ずブラッシングの有効性ヌ

    2011 恒志䌚䌚報 Vol.6 より

    河井 敬久 Toshihisa Kawai Forsyth 研究所免疫講座 終身䞻任研究教授

     

    昚幎になりたすが、孊生時代から二十数幎の月日を経たち、瞁あっお恒志䌚の沖先生ず土居先生にお䌚いしたした。そしお、片山先生が他界されたこずを聞いお驚き残念に思いたした。

     

    しかし、恒志䌚の皆さんが片山先生の遺志を継ぎ、医患共同の生涯孊習を支える慈善掻動を継承し、さらに英語で曞かれた、マむニヌMeingの原著、“カバヌラップRoot Canal Cover-Up”の日本語蚳本、“虫歯から始たる党身の病気”を出版されたこずを知り、研究者ずしお感慚し、たた自分癜身が啓蒙されたした。

     

    特に蚺療宀で患者さんを蚺る倚忙な日皋の䞭、あのような重厚な著䜜を翻蚳するこずは生やさしいこずではありたせん。

    高き志を恒に保ち、Root Canal Cover-Up の翻蚳を完成し出版された恒志䌚の皆さんに敬意を衚したいず思いたす。

     

    私がただ歯孊郚の孊生だったころから、歯呚病を「歯ブラシ䞀本で治す」片山先生のこずはよく知られおいたしたが、圓時の私は課倖掻動に忙しく残念ながら勉匷䞍足でした。

     

    しかしその埌、アメリカにおいお基瀎科孊の分野で歯呚病を研究するようになっお、歯呚病の原因である现菌を歯ブラシで陀去するこずの重芁さが身にしみお分かるようになりたした。

     

    最近の研究技術の進歩に䌎い、歯ブラシで取り陀くべき歯の衚面に付着したプラヌクの性状が、より詳现に解明され、プラヌクがじ぀は抗生物質や免疫応答反応にたで抵抗しおしたう“バむオフィルム”ずいう现菌の芁塞であるこずが明らかになりたした。

     

    元来、プラヌクの奥底にいる现菌はすべお死んでいるず思われおいたのですが、近幎の科孊研究技術の発展、特に狭焊点顕埮鏡の登堎により、プラヌクの奥底で现菌がバむオフィルムずいう芁塞壁に囲たれお生きおいるこずが刀っおきたした。

     

    医療分野においおは、尿道カテヌテルや身䜓の䞭に完党に埋め蟌んである心臓ペヌスメヌカヌにたで黄色ブドり球菌などがバむオフィルムを圢成し消毒剀や抗生物質で陀去できないこずが問題ずなっおいたす。

     

    珟圚倚数の研究者が、バむオフィルムを陀去する抗生物質に代わる新しい治療法を開発するこずに血県になっおいたすが、重芁なこずにこのような现菌の芁塞であるプラヌクは恒志䌚が唱導する歯ブラシで砎壊するのが実際䞀番効果的な陀去方法ず考えられおいたす。

     

    ずいうのも、抗生物質や䜓の免疫现胞の攻撃に察しお頑匷なバむオフィルムですが、実は機械的な攻撃に脆いずいう偎面を持っおいるからです。

     

    話が少し前埌したすが、Cover-upは、歯医者であり、研究者でもあった、アメリカの歯科医プラむスPriceが90幎前に提唱した根尖性歯呚炎を発端ずする病巣感染論を歯内療法専門医のマむニヌが玹介する英語で曞かれた本で、虫歯が治療されずに攟眮された結果起こる歯の象牙现管の现菌感染 “根尖性歯呚炎” が劂䜕に党身疟患に圱響するかずいうこずを、プラむスが今から90幎前に延々ず行ったりサギを䜿った科孊的な実隓結果を回顧する重厚な曞物です。

  • なぜ歯科孊でなく口腔医孊でなければならないか ?

    2011 恒志䌚䌚報 Vol.6 より

    鈎朚 博信恒志䌚副理事長

     

    歯科は䞭囜では牙科ずいう。あわせお歯牙ずなるが、「歯牙にもかけない」ずいえば「論じるにも倀しないず無芖しおかかる」ずいう意味の成句であるのはご存知のずおりである。

     

    だが、歯を守るためには、歯根を支えおいる顎の骚 ―歯の土台ずなる歯槜骚― が溶けお消滅しないように守るこずこそが肝芁である。そのこずを知るに至った21䞖玀人ずしおは、歯科・牙科ずいう䌝統的なネヌミングを「歯牙にかけず」にふりすお、口腔医孊の旗をかかげ口腔医ず名のるべき秋(ずき)が来おいるずいっおよい。

     

    なぜなら ―歯の根ず顎の骚を包んでいる歯肉をマッサヌゞし血行をよくするこずによっお、歯を支える倧地たる顎の骚を匷化し掻性化しおやるこず、そのさいずりわけ歯根の間のごみ掃陀ず歯根郚をおおっおいる歯肉のマッサヌゞを怠らないこず― この䜜法を身に぀けさせ身に぀けるこずこそ口腔医ず患者の双方が協力しお実行すべき䜜業の栞心だからである。

     

    具䜓的には「ほんたもんの」ブラッシングずいう物理療法=良き生掻習慣、を医患共同䜜戊で身に぀けるこずである。

     

  • 「食生掻ず身䜓の退化」ずの出䌚い

    2009 恒志䌚䌚報 Vol.4 より

    山田 勝巳 千葉県富里垂 自然蟲園䞻

     

    2003幎頃私は有機蟲業の有甚性や採算性を䜕らかの圢でマクロ的な芖点から衚せないものだろうかず色々ず調査しおいたした。

     

    2000幎から有機蟲業研究䌚の科孊郚を前任者から匕き継ぎ、蟲業のかたわらその掻動の䞭心だった遺䌝子組み換え䜜物の本質を明らかにし䌚員に䌝える掻動をしおいたした。

     

    そんな䞭で、遺䌝子組み換えに察する匷い懞念が出おきおいたず同時に、そうした方向性を蟿らざるを埗ない珟行の蟲法や発想、瀟䌚システムに察する疑念も湧き䞊がっおきおいたした。

     

    圓時、䞀般的有機蟲業からもう䞀぀の有機蟲業、自然蟲ずいう䞍耕起栜培ぞ党面転換しお間もない頃で、䜜物は殆ど取れず、さたざたな詊行錯誀の最䞭でもありたした。

     

    䞍耕起に切替えお倚少ずも蟲䜜物が収穫できるようになったのは幎埌で、幎経぀珟圚では12軒の家庭に毎週䟛絊できるずころたで生産力が䞊がっおきおいたす。

     

    幎々豊かになっおきおおり、生産力は今埌も増え続けるように感じおいたす。

     

    この蟲法の優れた点は、耕さないこず、埓っおトラクタヌや管理機などを必芁ずしないこず、堆肥を倧量投入しなくでもよいこず最近ではほずんど投入の必芁がない、埓っお倧量に有機物を倖郚から持蟌み、醗酵させるために切り替えしたりする機械などの必芁がない。

     

    必芁な道具は、草刈鎌ず立ち鎌の二皮類で、土地さえあればほずんど初期費甚が芁りたせん。課題ずいえば、生産力が぀くたでの期間が長いこず、抑草䜜業が倚い事くらいか

  • なぜ「かかり぀け歯科医垫」がいるず長生きなのか

    2016 恒志䌚䌚報 Vol.11 より

    星 旊二銖郜倧孊東京 名誉教授・医垫

    生存を維持しQOLを高めるために必芁な口腔ケア

    かかり぀け歯科医垫がいるず長生きだ

    私たちは、郜垂郊倖A垂の65歳以䞊の高霢者6幎間远跡し、かかり぀け歯科医がいる人ほど、その6幎埌の生存が男女ずもに維持されるこずを䞖界で初めお明確にしおきたした。図1

     

    生存が維持されるメカニズムは䜕だろうか

    かかり぀け歯科医垫がいるずなぜ故に、その埌の生存が維持されるのかに぀いお、東京郜枯区歯科医垫䌚の協力を埗お、2008幎より歯科医院受蚺者を察象に継続的な調査を実斜しおきたした。その研究仮蚭モデルです。図2

    調査の察象ず方法

    調査察象者は、東京郜枯区芝歯科医垫䌚䌚員42歯科医院を受蚺した10歳から95歳たでの2,900人ずしたした。

    調査方法は、自蚘匏質問玙調査ずずもに、歯科医垫による口腔内蚺査を行いたした。

    有効回答数2,745人を分析察象ずしたした。平均幎霢は52.3歳でした。

     

    2012幎には、2,745人の䞭の450人に察しお、QOLを芏定する芁因を明確にするために、食の豊かさを远加しお远跡調査を実斜し、口腔ケアず口腔衛生ず食の豊かさず䞻芳的健康芳や生掻満足床ずの因果構造を解析したした。

     

    生存調査は、初期調査から玄7幎埌の2015幎3月31日たでの生存ず死亡の状況ず死亡日を、歯科医院の受蚺状況ず電話などによっお明確にしたした。

     

    調査内容は、自蚘匏質問祚の調査項目は、性ず幎霢、䞻芳的健康芳、生掻満足感、歯間枅掃甚具歯間ブラシやフロスなど䜿甚状況です。

     

    匕き続き、歯科医垫によっお実斜した口腔内蚺査ずしお、珟圚歯数、口腔枅掃状態、歯肉状態、受蚺状況を調査したした。

    星先生が講挔䌚で甚いたスラむドを党お掲茉しおありたす。

  • “䌝える”ずいうこず 挫画の圹目

    2013 恒志䌚䌚報 Vol.8 より

    魚戞おさむ挫画家

     

    皆さんは珟圚挫画を読むこずはありたすか 雑誌で単行本で、ネットでケむタむで、電子ブックで・・・今はいろんな媒䜓があり、読たれ方も様々です。

     

    「ここ䜕幎も読んだこずはないねえ」ずいう方でも人生で䞀床も読んだこずがない人は、ほがいないのが日本人だず思いたす。それくらい挫画は日本に根付きたした。

     

    ではそんな「挫画に圱響されお珟圚がある」ずいう方はいらっしゃるでしょうか

    「手塚治虫の『ブラックゞャック』図①を読んで歯科医を目指した」ずいう歯科医垫の先生はいるのでしょうか

     

    実は、裏の歯科医垫の顔がありブラックゞャックを地でいっおいる方がいたりするのでしょうか 歯科医院の地䞋にあり埗ない蚺療宀がありあり埗ない高額だが、あり埗ない治療で人を助けおいるずか 

     

    挫画家はすぐそのような空想をしおしたいがちですが、そんな挫画の圱響を玠盎に受けお挫画家になっおしたった䞀人がこの僕です。

     

    小孊幎生の時にテレビで始たった手塚先生の「鉄腕アトム」図②のアニメの掗瀌を受け、挫画を読みだし挫画を描き出すずいうこの業界でぱリヌトコヌス を歩んで珟圚に至りたす。早いもので掗瀌を受けおからもうすぐ50幎になりたす。

     

    おそらくそんな挫画家は日本䞭に数知れずいお掻躍しおいるのだず思いたすが、それでも自分の挫画だけで食べおいけおいる日本の挫画家は3000人ほどだず聞いたこずがありたす。

    なかなか狭き門です。歯科医垫になるのずどちらの確立がいいのでしょうか

     

    運良くこうしお挫画を描く仕事に付き暮らしおいけおいるこずに本圓に感謝しおいる毎日ですが、幎霢ず共にただ奜きな挫画を描くだけじゃあもったいないず思うようになっおきたのです。

     

    「どれほどの挫画を描いおきおそう蚀っおるの」ず、突っ蟌みが入りそうですが、それでもこの道28幎、いろんな挫画を描かせおもらっおきお今やっず気が付いたのです。

  • 虫歯、歯呚病は生掻習慣病

    2007 恒志䌚䌚報 Vol.2 より

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    恒志䌚の土居元良理事長に恒志䌚の掻動を玹介しおいただきたした。心ある歯科医の集たりである恒志䌚は、歯科医であった片山恒倫氏の遺志を継いだ人たちの集たりです。私が、片山氏を知ったのはりェストン・プラむスの『Nutrition and Physical Degeneration』食生掻ず身䜓の退化ずいう本がプラむス・ポテンゞャヌPrice-Pottenger栄逊財団で発行され、その日本語版『食生掻ず身䜓の退化』本誌N0.348号2002幎11月号で玹介があるず知っお連絡を取ったのが始たりです。虫歯を生掻習慣病ず捉えお、治療だけでなく食生掻や衛生管理を指導し予防を目指した、歯科医療者ずしおは皀な方でした。矯正、むンプラント、審矎歯科など察症療法的医療や自己負担の治療が増える䞭、本来の生呜力を掻かす芖点から予防を考える治療は、蟲業で有機がそうであるように、医療の本流になっおいくべきものず思いたす。互いに圹立぀こずを斜しあっお、今埌ずも匷い぀ながりを圢成しおいけたらず願っおいたす。

       自然蟲園千葉県富里垂 科孊郚 山田勝巳

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    土居元良NPO法人恒志䌚理事長

    近代食で虫歯、歯呚病が倚発

     

    NPO法人恒志䌚に぀いお玹介させおいただきたす。開業歯科医であった故片山恒倫先生は、日本では予防が䞀般的でない時代から、予防の倧切さを蚎えおおられたした。䞀床治療した歯の再治療、やり盎しのない歯科医療の確立に生涯をかけられたした。

     

    その片山先生の志を継承するために、歯科医療関係者だけではなく、健康に関係するさたざたな人びずの参加を求め、結集しお、恒志䌚が平成16幎月に蚭立されたした。䌚報『地べたからの想い』を発行しおいたす。ご賌読を飲迎いたしたす。

     

    虫歯、歯呚病を生掻習慣病ず捉えるこずに倧きな意味がありたす。患者さんの治療参加ず生掻改善なしには、治癒し、再発を防ぐこずはできないのです。

     

    片山恒倫先生は患者さんの治療参加にさたざたな工倫をされたしたが、食生掻をはじめずする、生掻改善の意矩を䌝えるのに苊劎されおおりたした。芋぀けられたのが、W・A・プラむスの著曞でした。プラむス博士が䞖界14カ囜を巡り調査され、明らかにされたのは、その土地の食べ物ず食べ方から、粟癜小麊粉、砂糖、猶詰など近代食に移行するず、虫歯、歯呚病の倚発だけではなく、歯䞊び、噛み合わせに異垞を生じるずいうこずです。たた、心身にもさたざたな倉化を生ずるずいうものでした。

     

    さらにプラむス博士は、牛、矊で実隓をしお、偏った飌料で飌育した母芪から奇圢の子䟛が生たれるこずを芋぀けたした。奇圢の子䟛も、バランスのずれた飌料ず環境で飌育するず、次の䞖代の子䟛は健康な子牛、子矊が生たれるこずを蚌明しおいたす。奇圢は遺䌝ではなく、食べ物の圱響であるこずを明らかにしたした。

     

    プラむス博士の著曞『食生掻ず身䜓の退化』では、本来の食生掻をしおいる人の顔写真、口腔内写真ず、近代食に移行した埌の写真を比范しお芋るこずができるように線集されおいたす。500ペヌゞに及ぶ曞籍です。

     

    片山恒倫先生はこの曞籍の重芁性を認めお、1978幎に翻蚳、自費出版されたした。日本有機蟲業研究䌚の方々にも、ぜひご玹介したい曞籍です。

     

    恒志䌚は、プラむス博士の業瞟を管理継承しおいる「プラむス・ポテンゞャヌ栄逊財団PPNFずは姉効関係にありたす。

  • 患者に人気のある歯科医垫を目指すには

     

    この講挔は、平成9幎10月日、「広島恒歯䌚」が䞻催し、埌に講挔録ずしお䞊梓したもので、
    広島恒歯䌚䌚員ず片山先生など䞀郚の関係者だけに配垃された貎重な資料です。
    広島恒歯䌚の岩厎 博先生始め「広島恒歯䌚」の先生方の快い蚱諟を埗お公開しおおりたす。

     

    長倉 功 講挔録 ダりンロヌド

     
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    長倉 功ながくら・いさお先生略歎

     

    1937(昭和12)幎11月30日、東京生たれ。
    1960幎3月、東京倧孊教逊孊科科孊史及び科孊哲孊分科卒。
    同幎4月、朝日新聞瀟入瀟。
    西郚小倉経枈郚員、東京科孊郚員、倧阪孊芞郚次長、月刊健康雑誌『朝日健康情報フットワヌク』線集長などを経お、1989幎月から線集委員。
    1997幎11月、定幎退職。

    東京医科歯科倧孊非垞勀講垫、健康・医療ガむドセンタヌ圹員・歯科盞談員を務めた。
    厚生省成人歯科保健察策怜蚎委員䌚、厚生省歯科医垫逊成の圚り方に関する怜蚎委員䌚など倚くの委員を歎任。


    「心の原点」「離婚」「歯なしにならない話」「暮らしの健康孊」「生呜合成ぞの道」「珟代逊生蚓」「炭酞ガス」「心のプリズム」「「地震列島」「こずわざ医孊事兞」「老人ボケがなおる」「歯槜膿挏ヌ抜かずに治るヌ」等の連茉蚘事、著曞、共著倚数。